タンココ自然保護区
タンココ自然保護区の巨木
正式名称はタンココ・バトゥアングス自然保護区。周囲をタンココ山・ドゥアソウダラ山・バトゥアングス山の3つの火山に囲まれた8,718ヘクタールに及ぶ保護区には、少なくとも127種類の哺乳類、233種類の鳥類、104種類の爬虫類や両生類が棲息しています。
2020年にブナケン国立公園、ロコン山と共にユネスコ生物圏保存地域に認定されました。
ワラセアの西のはずれのスラウェシ島
ウォーレス線とウェーバー線。その2つの線の間には、アジアからもオーストラリアからも深い海で隔てられ、古来より一度も大陸と繋がったことのない島々からなる、ワラセア(ウォーレシア)と呼ばれる領域があります。
ワラセアの西のはずれに位置するスラウェシ島は、長い年月をかけて、天敵の少ない孤島で、数少ない祖先種から独自の進化を遂げた生き物たちの宝庫です。
スラウェシの固有種たち
自撮り写真で人気者になったクロザルは北スラウェシの固有種です。
スラウェシ全島の固有種としては、79種の哺乳類、103種の鳥類、28種の爬虫類と両生類が挙がっています。以下にほんの一例を。下線は絶滅危惧種です。
- 世界最小の猿タルシウス(スラウェシメガネ猿)
- 4本の牙が頭部へ向かって伸びるバビルサ
- 体長1m弱の始祖牛アノア
- 希少有袋類のスラウェシクマクスクス
- 翼竜を思わせるアカコブサイチョウ(スラウェシホーンビル)
- 地熱で卵を孵す飛べない鳥マレオ(セレベスツカツクリ)
- 小型で赤いボディーのセレベスカワセミ
タンココ自然保護区の探索
マナドやビトゥンのホテルや旅行会社による日帰りツアーに参加するのが簡単です。
巨木を眺めたりクロザルの群れを探しながら適度に起伏のある獣道を進み、日暮れを待ってタルシウスと出逢う3時間程度のウォーキング・サファリが人気です。
保護区の周辺にはシンプルな宿泊施設がいくつかありますので、数日滞在して動植物をじっくり観察することもできます。
タンココ自然保護区へのアクセス
タンココ自然保護区はマナドの空港から約50km、車でおよそ2時間。ビトゥン中心部からは約28km離れています。
ホテルや旅行代理店による日帰りツアーに参加する、または個人で車をチャーターしてアクセスする方法が一般的です。
公共交通機関を使う場合は、マナドの「パアルドゥア・バスターミナル」から「タンココ・バスターミナル」行きのバスに乗り、タンココ・バスターミナルでビトゥン中心部行きのミクロレットを拾って「ギリアン(Girian)」で下車。ギリアンで「バトゥプティ(Batu Putih/保護区のある村)」行きの乗合い軽トラックやオジェックを探します。





