ビトゥンの概要
レンベ島からドゥアソウダラ山を望む
ミナハサ半島先端の東側に位置するビトゥン(Bitung)は、二つの頂を持つドゥアソウダラ山(Gn.Dua Saudara)の麓に広がるスラウェシ島側と、向かいのレンベ島から成る港湾都市です。
州内ではマナドに次いで人口が多いビトゥンは、2019年に経済特区となり、マナド~ビトゥン間の高速道路は無事開通しました。南スラウェシのマカッサル~ビトゥン間の鉄道路線計画はどうなるのか、今後に期待です。
ビトゥンの風景
ビトゥンでは港湾産業・水産業・造船業・ココナッツ産業が盛んで、コンテナトラックがビトゥン港を往来し、沿岸部にはマグロ工場・鰹節工業・缶詰工場・ヤシ油工場などが建ち並びます。
ビトゥンはサンギル系の海の民が多く暮らす土地です。漁港近くの卸売り市場では未明から競りが始まり、公設市場には刺身にできる鮮度の魚が並ぶことも。そしてビトゥン流サシミを堪能する人々もいます。
マクロ天国レンベ海峡はマニアックなダイバー垂涎の地。ビトゥン市街地から山を超えた先には固有種を保護するタンココ自然保護区があります。
さらにビトゥンはカツオ・マグロ・真珠養殖・旧日本海軍の慰霊碑・日本人墓地などで日本と何かと繋がっていて、かつての戦後の復員船が出航した場所でもあります。
ビトゥンのカツオ
昭和初期に日本人がもたらしたカツオ産業を礎に発展したビトゥン。当時は100人を超す日本人がビトゥンでカツオ釣り漁業(カツオ節加工)携わっていたそうです。
北スラウェシ日系人メモ 大岩勇の遺産 - スラウェシ島情報マガジン
カツオ産業は現代にも継承され、ビトゥンで生産される生節や削り節のほとんどが日本へ輸出されています。
カツオの街(Kota Cakalang)ビトゥンの目抜き通りには立派なカツオのモニュメントが置かれ、カツオはまた現地の食文化にも深く溶け込んでいます。
ビトゥンのマグロ
ビトゥンはインドネシアの一大マグロ基地です。年間を通してキハダマグロやバチマグロが水揚げされ、揚がったマグロはそのまま工場へ運ばれて、日本へ向けて輸出されます。
日本でインドネシア産のマグロと出会ったら、それはビトゥンの漁師が釣り上げたマグロかも知れません。
ビトゥンへのアクセス
車で
ビトゥンは空港から約53km、マナド中心部から約50km。ともに車で60~70分かかります。タクシー、配車アプリを利用すれば快適で、さらに有料高速道路を走れば時間短縮できます。
公共交通機関で
公共交通機関を利用する場合は、マナドのパアルドゥア・バスターミナルからタンココ・バスターミナル行きのバスに乗り、タンココ・バスターミナルでビトゥン中心部へ向かうミクロレットを拾います。所要時間は待ち時間も含めて2時間前後かかるかも知れません。
ビトゥン市内での移動
配車アプリが利用できます。
バイク天国のビトゥンではオジェック(従来型のバイクタクシー)も数多く、運賃相場を把握できれば使い勝手が良いものです。
ミクロレットの起点は、郊外のタンココ・バスターミナルと、市内北部の公設市場パサール・ウィネネの2つだけ。運行経路は状況次第というアバウトさなので、運転手に行先を伝えて合意を得てから乗り込むのが安心です。













