ビトゥン流マグロのサシミ
サンギル人によるビトゥン流マグロのサシミです。
サンギル人が多数を占めるビトゥンには、サンギルの文化が根付いています。サンギル人はカツオ・マグロ漁業、造船業、農業の分野に加えて、ブナケンやレンベではダイブガイド、ボートマンとしても活躍しています。


そして本題の、サンギル人によるビトゥン流マグロのサシミ。料理名はズバリ「サシミ」です。
生のマグロは水産工場をはじめ、近所のワルンと呼ばれる萬屋でも時々扱われます。
マグロは基本ぶつ切り。そしてタレは、石臼で唐辛子・赤わけぎ・ピーナッツ・香草などをすり潰し、そこにケチャップマニス(≒砂糖醤油)とケチャップアシン(≒醤油)を加えて混ぜれば出来上がり。このタレは、最初は甘味を感じても、すぐに辛さが襲ってきます。


ビトゥン流マグロのサシミも、同じくサンギルの流れを汲む生マグロを使ったゴフトゥナも、蒸したキャッサバやバナナ(調理用バナナ)が一緒に出てきます。サンギルの食文化では、芋もバナナも米と同じく主食になります。
サンギル族とは
北スラウェシ州のサンギヘ島・タラウド島からフィリピン南部のエリアに由来を持つ人々です。サンギル語はフィリピン南部の言葉と意思疎通できるそうです。
サンギルとサンギヘ
正式には“Sangihe”(サンギヘ)ですが、北スラウェシでは“Sanghir”(サンギル)で通ります。
松井和久著『スラウェシだより』によると、『植民地時代、オランダ人は「へ」の発音ができず、「サンギヘ」を「サンギル」と発音したと言われている』そうです。













