たなびく巨大国旗
サッカーが大好きなインドネシア人。とはいえ、ワールドカップやユーロカップで、サッカー大国の大判国旗を自宅に掲げて応援合戦を繰り広げるのは、お祭り大好きなマナド人くらいなものでしょう。1980年代中頃にはもう行われていたそうなので、それなりに歴史のある応援合戦です。


この応援合戦は、2010年6月に開幕したW杯サッカーを例にとると4月下旬には始まります。
まずはとにかく応援する国を決める。マナド人はもう真剣モード全開です。悩みに悩んで応援する国が決まると、陸上選手がウイニングランで使うような特大サイズの国旗を買ってきて、自宅に高々と掲げて応援合戦に参戦を表明します。この時期のマナドで空を見上げれば、サッカー大国の国旗・国旗・国旗があちこちで風に揺れています。


巨大国旗を掲げた主と、その応援国は、運命共同体です。応援国が敗退してしまったら、たとえそれが真夜中であっても即座に旗を降ろさねばなりません。敗退国の国旗掲揚が他者の目に触れるのは「恥」なのだそうです。そして朝が来るとご近所さんや友人から「かわいそ~に(笑)」と冷やかされるのです。
ワールドカップの激戦が進むに連れて、たなびく巨大国旗は一つまた一つと減っていきます。そして、最後まで残った優勝国の国旗は、ワールドカップ閉幕後も一週間ほど誇らし気に風に揺れていました。














